日本から世界で活躍できるような企業をーー未来を担う子どもたちへ伝えたいこと

STRIVEby STRIVE

3月27日に開催されたGo Visionsが運営する小・中学生向けオンラインの学び場「SOZOW(ソーゾウ)」のイベントに、STRIVE代表パートナー堤が登壇しました。お金や投資について子どもたちが直接話を聞くことのできる特別イベント「お金で会社を応援するプロ」のイベントレポートをお届けします!

イベント登壇者

スピーカー STRIVE 代表パートナー 堤 達生
大学院卒業後、三和総合研究所、グローバルブレインを経て、株式会社サイバーエージェント及び株式会社リクルート、グリー株式会社にて、新規事業開発及びコーポレートベンチャーキャピタルの設立と運用に従事。その後、新たにベンチャーキャピタルファンド(現STRIVE)を創業して、代表パートナーに就任。

イベントガイド リッキー
「YouTuberになろう」シリーズをはじめとしてさまざまなアクティビティに登場する、子どもたちから大人気のSOZOWガイドです。持ち前の明るさとギャグセンスでアクティビティを盛り上げます!

SOZOW、こんなサービスです!

▶︎「SOZOW」サイト

ベンチャーキャピタリストとは?——「お金」で会社を応援するプロ

リッキー「ベンチャーキャピタリストとはどのようなお仕事なんですか?」

「ベンチャーキャピタリストとは、冒険や挑戦をする人を応援する仕事です。」

「会社やビジネスに必要な「お金」をあげることによって応援しています。お金をあげてその代わりに会社の株をもらうというかたちです。」

リッキー「他に堤さんはどのような応援の仕方をされてるんですか?」

「そのほかの応援の仕方としては、一緒にビジネスをする「仲間」、つまりパートナーやチームメイトを集める手伝いをしています。また、アドバイスなどをすることによって、応援している会社が失敗するリスクを少しでも減らすようにしています。」

実際の投資先企業の紹介——注目領域「VR」、「VTuber」、「eVTOL」とは

リッキー「どのような人たちを応援しているんですか?」

「100社以上の会社を応援していますが、特にそのなかで面白い会社を3つ紹介します。

1つ目は、「VR」の会社です。VRで勉強するような会社や、そういった商品を作っている会社に投資をしています。例えば「SOZOW」もそうですが、コロナ禍になってオンラインで勉強する機会は増えましたが、VRだとよりリッチなコンテンツを見ることができます。VRの方が記憶に残ったり、感じ方がリアルになるんですよね。VRはこれからどんどん面白くなると思います。」

▶︎STRIVE投資先 Insta VR

「2つ目は、「VTuber」の会社です。バーチャルなタレントの中に人がいて、喋ったり、踊ったり、ゲーム実況をしたりしている人をVirtual YouTuber、つまりVTuberといいます。人間だと歳を取りますが、VTuberだと永遠に変わらずにいろんなことができるんですね。今後バーチャルの世界で活動する人も増えていくと思うので、こういう人たちにはとても注目しています。」

▶︎STRIVE投資先 カバー

「3つ目は、「空飛ぶ車」を作っている会社です。東京は特に道路の渋滞や混雑がありますが、そういうときに車が道路ではなく空を飛べればあっという間に到着するんじゃないかと考えたんですね。日本だけでなく、例えばインドやインドネシアなども本当に渋滞や混雑するんです。普通だったら30分くらいで行けるところも2時間くらいかかったり。もし空飛ぶ車があればおそらく15分くらいで着いちゃうんです。これをぜひ作りたいと思って、応援しています。」

▶︎STRIVE投資先 SkyDrive

リッキー「みんなが今参加してくれているこの「SOZOW」も堤さんが応援してくれているんですよね?」

「みんながこういう形で色々な人の話を聞いたり、学校では学べないことをやっている、この「SOZOW」というプロジェクトがすごく好きで、応援したい!と思っています。」

リッキー「堤さんをはじめ色々な方のサポートがあってこのような場が成り立ってるということはありがたいことですね!」

▶︎STRIVE投資先 Go Visions

子どもたちのかかげる挑戦や冒険とは——成功の可能性を高めるカギは「時代に合ったサービスやプロダクト」

「もしみんなが起業家ならどんな挑戦や冒険をしてみたいですか?」という問いに、子どもたちからは、地球に優しい素材の研究、ゲーム・ジム・レストランの合体したゲームジムレストランを作る、四次元ポケットを作る、お母さんの説教から逃れる道具の発明、などのバラエティに富んだ挑戦や冒険が飛び交いました。
中にはすでに明確な事業計画を持っている子どもも。

モコモコ「アップサイクルとクリエイターを繋げるメディア運営をすることです。」
※末尾にビックニュースがあります!

「具体的ですね、すごい!これはまさに時代に合ってるんですよ。時代に合うというのはとても大事なポイントで、時代が何を求めているかを考えながらサービスやプロダクトを作ると成功する可能性は高まります。」

日本から世界で活躍できるような企業を——未来を担う子どもたちへ伝えたいこと

「応援した会社とは長い間一緒に過ごすことになります。そのなかで起業家が成長して、立派な経営者になっていく姿を見るのがとても楽しいですね。人が成長していく姿を見れるのがこの仕事の面白いところだと思います。」

堤はベンチャーキャピタリストという仕事の面白さについてこう語ります。

リッキー「堤さんは今まで多くの起業家が挑戦して成功していく姿を見届けてきたことと思いますが、堤さんが思う、世の中で活躍している方の共通する特徴はありますか?」

「色々なポイントはあるのですが、一番大事なポイントは「諦めない人」だと思います。会社を作って、色々なことが起きて心がくじけそうになることもあると思うのですが、「絶対にこの世界を実現したい!」と諦めない人が必ず成功すると僕は思っています。」

リッキー「堤さんが普段から大事にしていることはなんですか?」

「世の中を観察することを大事にしています。例えば病院での待ち時間です。どうしてこんなに待つんだろう、待たないようにするには何かいい工夫があるのではないか、と。そういうことを考えていると、その待たなくていいような工夫を考えてくれる企業を応援したいと思うんです。つまり、世の中の問題に対して解決する人を探す、そのために世の中を観察をするということを意識しています。」

リッキー「それが応援したくなる人を発見する手がかりにもなっていくんですね。観察して、「こうなったらいいな」というところまで想像するという。」

「この「想像する力」というのが本当に大事なんです。みんなもまさにSOZOWを通じて、色々なかたちで想像する力を学んでいるんだと思います。」

リッキー「ほかに大切にされていることはありますか?」

「自分を好きでいることです。嫌なところも全てひっくるめて好きでいるということを大事にしています。みんなにも自分のことを好きになってほしいなと思っています。」

リッキー「堤さんのこれからの夢はなんですか?」

「『失われた30年』という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、今、日本は世界から見ると、残念ながら『元気がないな』『遅れちゃってるな』と思われている国なんですよね。だから僕は、日本から世界で活躍できるような会社を応援して、羽ばたかせたいと思っています。

だけど今日みんなを見て、全然日本は大丈夫な気がしてきました(笑)。みんなが大きくなって素晴らしい活躍してくれるというのを今日は確信できました。」

イベント後半の質疑応答では、ベンチャーキャピタリストに関するより深い質問や、堤のプライベートに関する質問まで、子どもたちからの様々な質問が寄せられました。子どもたちの積極的な姿勢や質問の鋭さからお金や投資への関心の高さを窺い知ることができ、子どもたちの未来の活躍を大いに予感させるイベントとなりました。

そして、大盛況のうちに終了した特別イベント「お金で会社を応援するプロ」から3日後の3月30日、なんとビッグニュースが!

今回のイベントにも参加していたモコモコさんが「株式会社moco Earth」を設立し、「SOZOW」から小学4年生の起業家が誕生しました。モコモコさんは「SOZOW」でのコンテンツや体験を通して社会課題に関心をもち、起業に至ったそうです。(ビジネス起業&お金マスターコースの学び、プロLive「社会起業家 三輪さん」「経営者 メルカリ小泉さん」「ユーグレナCEO 永田さん」「地球環境活動家 谷口さん」)

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「SOZOW」では、今回のイベントのようにさまざまな分野のプロから直接お話が聞けるプロliveをはじめ、オンラインの学び場を通して子どもの好奇心や未来への可能性を広げる事業を展開しています。

ぜひSOZOWに参加してみてください!
▶︎「SOZOW」サイト